2021年6月の話です。
仕事から帰ってくると、いつもは布団で寝ているのに椅子に座ったまま動けないでいる事が何日か届きました。おかしいと思ってかかりつけのクリニックに連れて行ったら、腎臓の数値が悪いので市民病院を紹介されました。市民病院に行くまでもどんどん悪くなる感じだったけど、何とか市民病院に行くまでは持ちこたえてくれました。
最初腎臓の科(名前忘れた(^^;)で検査したら、腎臓ではないと言われ、婦人科や泌尿器科で検査をしました。結果、膀胱がんで膀胱が詰まり、尿が出なくなったためにこのような症状が出ていたことがわかりました。
そして、がんの治療は出来ない事。余命は3か月、長くて半年。腎瘻を付けなければ2週間。と言われました。病院に行って6時間位でここまで診断されました。がんだとは思ってもいなかったので、頭が追い付かず、とりあえず腎瘻は私が今後母が死ぬまで面倒見るからつけて下さいとお願いしました。
母は「死ぬんだっちゃわー」と言って泣いていました。私も何と言って良いかわかりませんでした。その日のうちに腎瘻の手術をしてもらい、即入院になりました。病室に行き、母とお別れする時、「なんで入院しなげないの⁈」と言ってました。もうすっかり余命宣告された事は忘れていたようでした(^^;
暗くなりつつなる頃やっと家に帰りましたが、母が居ないとぽつんと一人きりになります。とりあえず家で暮らせるようになるまでの入院なので、10日位の間に母が帰ってくる準備をしないといけない。腎瘻の管理、日中一人になるからどうしたらいいか。急に決めなければいけない事がありすぎて、とりあえずYouTubeで参考になりそうな動画を調べまくりました。
がんだとわかるまでも数時間だったので、何かの間違いでは無いかと期待したものの、実際はそれから7か月で亡くなったので、やっぱり数見ている医師はすごいんだなーと後になって思いました。
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